※この記事は、アメブロ時代にかいた投稿を若干改変したものです
好きです、フェイントをかけるっていうの。
こっちに行くと見せかけて実際にはあっちへ行くという、人の裏をかくような作戦、いいですね~(性格悪っ)。
このフェイント、当然英語ですが綴りは faint と feint のどちらでしょう。
まずは faint から見てみましょう。いくつか意味があるので、とりあえずロングマン英英辞典から。
[faint]
1. difficult to see, hear, smell etc:
2. a very small or slight hope etc:
3. to not know anything at all about something:
4. feeling weak and as if you are about to become unconscious because you are very ill, tired, or hungry:
(LDOCE)
1.は「見たり聞いたりするのが難しい」、2.では「とっても小さくてかすかな希望」とあって、なんだか「フェイント」とは全然関係なさそうです。
3.は「何も知らない」といっていますし、4. に至っては病気や疲れのせいでふらふら~って感じです。
ということで、どうやらこれは違いそう。
それでは feint です。名詞と動詞があったので、まずは名詞を見てみると・・・
[feint]
a movement or an attack that is intended to deceive an opponent, especially in boxing
(LDOCE)
お、なんか当たってそう。
deceive は「だます」ですね。
そして、最後には「ボクシングで」・・とありますから、こちらがいわゆる「フェイント」です。
コウビルドの方でも
[feint]
In sport or military conflict, if someone feints, they make a brief movement in a different direction from the one they intend to follow, as a way of confusing or deceiving their opponent.
(COBUILD)
まぁ、スポーツでも何でもいいのですけれど、実際にやろうとしていることと違う行動をして相手を騙すのがフェイントです。
・・・と、ここで「フェイクとはどう違うのか?」と思う人もいるかもしれません。
[fake]
made to look like a real material or object in order to deceive people
(LDOCE)
A fake fur or a fake painting, for example, is a fur or painting that has been made to look valuable or genuine, usually in order to deceive people.
(COBUILD)
ここでは形容詞での説明文を出してみましたが、よく「フェイクファー」(ホンモノによく似せたファー)なんていいますよね。
要は「偽物」ってことです。
ただ、スポーツの世界だとフェイントもフェイクもほぼ同義で、相手を惑わせて自分の思い通りのプレイをするということになります。
フェイントがよく出てくるのはサッカーやバレーボール、アメフト、ラグビーといったところでしょうか。