コードレスとワイヤレスの違い

※この記事は、アメブロ時代にかいた投稿を若干改変したものです。

 

私が子供の頃は、「線でつながっていない」というだけで超最先端だったんです。

我が家に赤外線かなにかで操作できるリモコンのついたテレビが来た日には、そりゃもう大騒ぎでした。

で、そのうち「コードレス電話」なんていうのが出てきたのだと思います。

一方、最近のPCは無線LANが標準的ですけれど、こういったのはワイヤレスといいますよね。

コードレスといったりワイヤレスといったり、ちょっと調べてみると面白いかもしれません。

まずは、wire から英英辞典で調べてみましょう。

[wire]
thin metal in the form of a thread, or a piece of this
(LDOCE)

A wire is a long thin piece of metal that is used to fasten things or to carry electric current.
(COBUILD)

メタルなんですね。針金とか銅線っていうヤツです。

では cord は?

[cord]
an electrical wire or wires with a protective covering, usually for connecting electrical equipment to the supply of electricity
(LDOCE)

Cord is wire covered in rubber or plastic which connects electrical equipment to an electricity supply.
(COBUILD)

結局は wire なんですが、その周りがカバーされているのが cord なんですね。

こうやってみると、電話機が「コードレス」というのはイメージできますが、LANケーブルが「ワイアレス」というのは???という感じですね。

別にLANケーブルって剥き出しの銅線じゃないですし、ワイアレスマウスというときだって、別にマウスとPCを結ぶ線は cord ですよね。

こうなったら、素直に「コードレス」と「ワイヤレス」を調べてみましょうか。

[cordless]
a piece of equipment that is cordless is not connected to its power supply by wires
(LDOCE)

A cordless telephone or piece of electric equipment is operated by a battery fitted inside it and is not connected to the electricity mains.
(COBUILD)

[wireless]
a system of sending messages by radio
(LDOCE)

Wireless technology uses radio waves rather than electricity and therefore does not require any wires.
(COBUILD)

なるほど。

コードレスっていうのは電力を供給する線がない。一方ワイアレスというのは有線の代わりに無線を使うこと・・・なんですね。

ま、現実的にはいろいろ混在して使っていることと思いますけれど、英英辞典を通して一つ面白い面が垣間見えたかもしれません。