英英辞典を楽しむコツ

※この記事は、アメブロ時代に書いた記事を若干改版したものです。

 

さて、これから実際に英英辞典を楽しむ方法をご紹介しますが、先にいくつかコツをご紹介しましょう。

■知っている単語を調べてみる
これはあとでで書きますが、知らない単語の説明文を読んだってわからないということの方が多いです。

例えば、「遺伝子交雑」なんて日本語の説明を聞いたってさっぱりわかりませんよね。

たぶん。

英語で聞いてもわかるわけがありません。

「英文に慣れる」という意味では、知っている単語を英英辞典で引いてみて、答えをイメージしながら英文を読むというのが一番です。

■目に見えるモノ(名詞)を調べてみる
よく知っている単語といっても、beautifulとかdeliciousといった形容詞、それから印象とか気持ちといった抽象的な名詞は、説明文を読んでもやっぱり抽象的なことしか書いてありません。

具体的にイメージできないので、読んでもなんとなくわからない。

ですので、家とかバットとか飛行機とか帽子とか、すぐにイメージできる名詞、具体的には幼稚園児が読む言葉の絵本に出てくるような単語をどんどん調べてみてください。

幼なじみのみよちゃん(仮名)とか、初恋のえっちゃん(超仮名)とかもすぐイメージできるかもしれませんが、それは英英辞典じゃなくてアルバムを見ましょう。

■知らない単語はすっ飛ばす
説明文の中に知らない単語が出てきたら、無理に意味を調べる必要はありません。

すっ飛ばしましょう。

どうせ、もともと意味のわかっている単語を調べているのですから、なんとなく想像できてしまうことも多いはずです。

例えば、タコ。

[octopus]
a sea creature with eight tentacles
(ロングマン英英辞典より引用)

tentacleなんて知らないですよね。

でも、タコが持っている8本の・・とくればわかりますよね。

もちろん余裕があれば、その知らない単語をさらに英英辞典で調べてみても構いません。

特にロングマン英英辞典の説明文に使われているのは、ごく基本的な単語だけですから、知らない単語だったとしてもさらに調べてみたら、「あぁ、このことか」とわかるはずです。

先ほどの tentacle も、実は調べてみると足じゃない・・なんてことがわかったりして、それはそれで楽しめます。

[tentacle]
one of the long thin parts of a sea creature such as an octopus which it uses for holding things
(ロングマン英英辞典より引用)

ま、実際にはロングマン英英辞典の説明文では

[octopus]
a sea creature with eight tentacles (=arms)

って書いてあったのですけれど。