tall と high の違い

※この記事はアメブロ時代に書いた記事を若干編集したものです。

 

今回も OXFORD POCKET BASIC ENGLISH USAGE からのネタです。

タイトルは「tall と high の違い」

どちらも「高い」ということですが、何か違いはあるのでしょうか。

まず、OXFORD POCKET ENGLISH USAGE を読んでみます。


We use tall for things which are this shape.
We can talk about tall people, trees, and sometimes buidings.


と書かれていて、横に縦に長い長方形の絵が描かれています。

こんな長方形のようなモノについて tall を使うというのです。

そして続いて


We do not use tall for things which are this shape.


と書かれていて、三角形や横に長い長方形の絵が描かれています。

要するに、縦に細長い長方形状のモノの高さについていうときに tall を使うってことですね。

一方 high はというと・・・


We use high:
Mont Blanc is the highest mountain in Europe.(NOT … the tallest mountain.)
It’s a very high room.(NOT … tall room.)


とか出ています。

まさに先ほど出てきた「三角形や横に長い長方形」のモノですね。

そして、もう一つのわかりやすい違いがあります。

椅子の上に立っている子供と、その横にお父さんが立っているイラストがあって


We use high to say how far something is above the ground. A child standing on a chair may be higher than his father, but not taller.


とあります。

子供の(頭の)位置は、椅子に乗ったことでお父さんより高くなっている。

そういうときには tall を使うのではなく、high を使う。

つまり、子供や大人そのものの高さではなく、あくまでも地面から見た時の位置が高いというのが high であるということですね。

そのものの高さについていう時には tall が使われます。

また、high は価格や何かの程度が高いという時にも使われますが、そのような場合には tall は使いません。

tall が使われる時のは、あくまでも「背丈」そのものということですね。

最後に OXFORD BASIC ENGLISH USAGE にはこんなことも書かれています。


Parts of the body are long, not tall.


体のパーツについては long を使う・・・と。

例文として


She’s got beautiful long legs.(NOT … tall legs.)


キリンの首ももちろん long ですね。